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一部衆道男色についての内容を含む本(国内中心)2/2

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乙女の日本史
2014(2009年刊行本の文庫化)


柳原白蓮の兄の新派俳優との男色関係について
文豪の男色話でよく出てくる学習院の前身は
京都の公家の子息の学校で、
古来男色趣味の多かった藤原家の末裔達+
男色の本場薩摩の子弟が通うようになった、など

女犯 2009

僧侶の女色についての本
著者が当惑するほど僧の性についての資料に
男色エピソード多かったそうです
禁欲を守ろうとしてむしろ性欲暴走して女性と子供を犠牲にして
結果やっぱ人間に禁欲は無理だと諦めた、みたいな内容でした





明治・大正・昭和 華族事件録 
2002

柳原白蓮の兄の新派俳優との男色関係について
新聞記事と詳細





女装と日本人 
2008
 



海老蔵そして團十郎 
2007


十一代目團十郎さんが女方の役者さんと「不思議な関係」で、
ラブラブだった当時、二階に女方さんが住んでて、
その下に團十郎さんと奥さんが住んでた、とか、
團十郎さんの息子さんから見ても女方さんが親父に惚れてるのが感じられ、
女方さんが一度結婚はしたけど体裁のためで、
ずっとお茶を飲まず白湯しか飲まなかったのは来世で一緒になれるよう
願掛けであったことなど、ノンフィクション作家さんが書かれていて胸熱でした!

 


恋愛遺伝子 2001

同性愛者の脳について

ただし現在覆されてる男女の脳の違いを前提にした内容なので… 


江戸の艶道を愉しむ 1995

一部衆道についても




艶色説話絵巻 (浮世絵グラフィック)1992


稚児草子について持ってる本の中で一番充実しています


江戸の少年 
1989

陸軍幼年学校の慣習
会津若松城下での少年たちの恋の鞘当




トランス・ジェンダーの文化1989

ベルダーシュについて詳しい



夜這いの民俗学 1994
 
農村で男性が男性に夜ばいをかけることがあったことなど

夜這いの性愛論 1994

「お稚児落とし」、「お稚児かつぎ」について
昭和になる殆ど聞かれなくかるが、男が三人くらいで組んで
若い衆を追いかけ男色行為を強要した
著者が大阪の商店で丁奉公していた時夜中寝ていると
隣で男同士が重なっていた話など


美少年尽くし/佐伯順子

  
『田夫物語』『男色大鑑』『葉隠』など引用とつっこみ
読み易いです


逸脱の日本中世/細川涼一

  
 中世寺院の稚児と男色「経正」「花月」など能の観点から



貧民心理の研究
長屋という住宅環境のせいで兄弟が夫婦に…とか/223P

炭鉱での男色について/332P

中等学校寄宿舎研究広島高等師範学校教育研究会 (編集)(1908)

旧制中学校寄宿舎で舎監が「男色厳禁」を
通知したところ。学生達が猛反対…



売笑三千年史/中山太郎
  

両性具有の美/白州正子1997
  

薩摩の美少年物語「賤のをだまき」について
実話ではないかという、西郷さんの稚児をめぐる三島章道の小説「よか稚児の死」の内容が
詳しく書いてあります
ヴアージニアウルフの「オルランドー」
中国の「花郎」、絵巻や能作品、美少年に関するよもやま話
醍醐寺で『稚児之草子』をご覧になったらしい

武家の生活 1997

「能役者がお供」

大名が陰間を二人も請け出し美々しい行装をさせ
お供に召し連れたことなど


異装のセクシャリティー
 石井達朗 1991




ひらがな日本美術史2/橋本治
  

「まざまざと肉体であるようなもの」の項、

醍醐寺の稚児草紙の写しがカラーで数点紹介され
そこに描かれる稚児のガタイの良いことにつっこみが…


地獄絵を読む/渋澤龍

  


「衆合地獄」の中に男色関係で他を苦しめた罪人が裁かれてますが

愛しい男に抱きつくと体がばらばらになったり尻に油注がれてたり

大変なことになってます


境界からの発想/長谷川政春

 


能は生きている/林望

  

「鞍馬天狗の同性愛について考える」の章において
稚児牛若と天狗との出会いと別れを描く『鞍馬天狗』の
口語訳がわかりやすいです


最強!侍伝説 別冊宝島512

  

男の本当の恋愛の相手は男だ!と、
侍の日常を紹介する頁で断言

姿としぐさの中世史/黒田日出男

  

「女か稚児か」の章で絵巻物に登場する稚児の装束などについて女との見分け方を真剣に…
「法然上人絵伝」の、聴聞中僧侶が背後から稚児の髪を手に取ってる図が笑えます。

宴の身体/松岡心平 

 

『稚児潅頂』の儀式の詳しい記述があります
「稚児の中世」「慈童説話」「世阿弥の身体」「稚児の身体」


世阿弥の能/堂本正樹
 

  

美少年アイドルとして出発した世阿弥の能作品解説
衆道関係多数
ナルシスムという単語が百回くらい出てきました。


本朝美少年録/實吉達郎 選者/絹様
 

連載中からJUNEで毎号読むのを楽しみにしていました。
もともと興味はあったものの、どうやって文献を探せば良いかもわからなかった私が、
衆道に関していろいろと知る事ができたのは實吉先生のお蔭です。「美少年は女なんかで汚されてはならない、
美少年は男性に愛されてこそ」だとする先生の持論には感銘を受けました。

異形者の力/松田修 

  

『歴史はいかがわしい』(←帯コピーより!)小さく美しいものはそのままに強い者であった…、義経始め僧坊、武家などの少年賛美について


翁童信仰 /鎌田東二編 

  
古来より日本人は幼き者を神としてきた…
宗教史、民俗学、歴史学研究者必備の書、らしいけど
『AKIRA』『ナウシカ』まで引き合いに出てきました

下等百科辞典/尾佐竹猛

  

衆道について何故か他の項目の比較にならぬ頁が割かれています(おかまの頁)
旧約聖書における男色の起源、西洋文人の男色家、中国の男色、戦国~江戸の男色模様など、
とっても難しい文語で書かれてました

武士道の考察
  

父という余分なもの/山極寿一
  
野生のゴリラの同性愛の記録

雄だけのグループ内相姦図が面白いです



サル学の現在/立花隆
 
 

山極寿一氏の野生のゴリラの同性愛について
「父という余分なもの」には載っていない観察例の表などあります


球体の息子 1978

ギリシャ神話から説き起こした
ホモ・セクシャル論



土芥寇讎記 1967


筆者不明、元禄時代に編まれた将軍家及び全国大名を網羅した
幕藩制提要のような著述
美少人を愛す人がいっぱいいます
コヤブ歴史堂で紹介された、父親がヤリすぎで体調崩して息子に
小姓を譲ったら息子も気に入った話など




江戸時代の猥談 
1962

衆道考というのがちょっとだけ
西鶴、芭蕉、蘭丸
『元寛日記』家光考近侍が主君に恋慕し手討にされた記事など
海外についても

買笑制度の研究 1948
陰間や相公、宦官などについて
宦官の発生原因は嫉妬心の強い国民性からだとか
どうだろう…?

世実紀 

会津藩の記録
藩の若者達が稽古帰りの少年を襲って拉致し
性的暴行を加える事件が頻繁に起きたことなど

野郎文反古
陰間などが贔屓の客に書き送る手紙の見本集
初枕を交わした翌朝に書く文

亡くなった馴染みの客の妻へのお悔やみ
待ち合わせに来なかった男への恨み言
とか喧嘩した後で謝る文など
















 



好色訓蒙図彙(こうしょくきんもうずい)
 
男色に適した肛門の品定め










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